金子君、ロマン先生が共同筆頭著者の下記の論文が iScience (Cell Press) に受理されました。おめでとうございます!
Eukaryotic virus composition can predict the efficiency of carbon export in the global ocean.
Hiroto Kaneko, Romain Blanc-Mathieu, Hisashi Endo, Samuel Chaffron, Tom O. Delmont, Morgan Gaia, Nicolas Henry, Rodrigo Hernández-Velázquez, Canh Hao Nguyen, Hiroshi Mamitsuka, Patrick Forterre, Olivier Jaillon, Colomban de Vargas, Matthew B. Sullivan, Curtis A. Suttle, Lionel Guidi and Hiroyuki Ogata
この研究では、NCLDVなど真核生物に感染する海洋ウイルスの組成データから、生物炭素ポンプの効率が予測できることが示されました。これにより、ウイルスがシャントとシャトルのメカニズムにより、地球規模で炭素ポンプ効率に影響を与える可能性が示唆されました。ただし、本研究で示されたことは必要条件のみで、十分条件は示されていません。今後の研究がますます必要です。基盤S(AORI永田俊先生との共同)における「凝集体生命圏」プロジェクトで解明できるかもしれません。乞うご期待!