院生募集
量は質に転化する
次世代配列解析技術に代表される生体分子の解析技術は飛躍的に進歩しつつあります。その結果、これまで立ち入ることができなかった生命系を、まるで顕微鏡が発明された時代さながら、全く新しい目線で垣間見ることができるようになってきました。データは大量です。そして、「量は質に転化する」と言われるように、日々蓄積する生命データは、質的にもこれまでに問われたことのない新しい生物学の問題を見出す絶好の機会を科学者に提供しています。重要なのは、こうした大規模データの解析には生物情報科学(バイオインフォマティクス)による研究が欠かせませんん。統計を重視し、大規模データに埋もれず、真実を見抜くのです。こうした背景のなか、私たちは最新の大規模生命データを通して「生物の多様性・機能発現・進化機構」の解明に挑んでいます。
当研究室では、スーパーコンピュータをはじめ充実した研究設備を利用できる環境にあり、生物情報科学を基礎から修得することができます。プログラミングに自信のない方、未経験の方も受け入れます。研究室が、研究の進め方など、スタッフと納得できるまでディスカッションして修得できるような環境になるように努めています。
修士課程では、通常スタッフから与えられたテーマに沿って研究のやり方を学んでいただき、博士課程では、自身で独自の研究テーマを見出し研究を進めることもできます。また、スタッフの推進する最先端の科学プロジェクトに参加し、国内外の科学者と共同研究をする機会もあります。研究は、風光明媚な宇治の近郊にある京都大学宇治キャンパス(化学研究所バイオインフォマティクスセンター)で行われています。
新しい生命観を切り開きませんか? 大きな夢と大志を抱いた学生を募集しています!
(担当教員:緒方 博之、遠藤 寿、岡﨑 友輔、疋田 弘之)
入学を考える方は「教育」のページをご覧ください。