教育
大学院生になるための2つの窓口
私たちの研究室は、以下の2つの大学院(大学院理学研究科・大学院薬学研究科)の協力講座となっています。大学院生(修士課程・博士課程)は、いずれかの研究科に所属していただきます。
- 京都大学 大学院理学研究科 生物科学専攻 生物物理学系
分科名:理論分子生物学(2023年度より微生物生態進化学と改名) - 京都大学 薬学研究科 創発医薬科学専攻
分野名:統合ゲノミクス(2023年度よりバイオインフォマティクスと改名)
研究室見学・入試案内
- 研究室見学は随時受け付けています。
- 研究室見学あるいは出願を希望する方は、気軽に緒方までお問い合わせください。
内容 | 日時 | 場所 |
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生物科学専攻大学院入試説明会 | 京都大学吉田キャンパス | |
生物科学・ バイオインフォマティクス合同見学会 |
見学を希望する研究室にお問い合わせ下さい。 | |
薬学研究科大学院 入試説明会 |
京都大学薬学部 本館2F記念講堂 |
化学生命科学とは?
私たちの研究室(化学生命科学)では、オミクス解析が産み出す大規模生命データから生物の多様性の意味を理解し、生物機能の発現メカニズムを生態系レベル、場合によっては地球規模で解明することを目指し、そこから得られた知見を環境保全・産業・医科学へ応用することまでを念頭に日々研究に励んでいます。近年では、次世代シークエンサーが産する大規模メタゲノムデータに着目し、ウイルスや微生物のゲノム機能、生態系での微生物間相互作用、微生物と環境との相互関係を対象として研究を進めています。
基礎研究に加え、ゲノム情報といった分子レベルのデータと細胞・個体・環境レベルの知見を統合的に解析するためのバイオインフォマティクス技術の開発も進めています。その成果は、ソフトウェアやデータベースとしてゲノムネット(http://www.genome.jp/)から配信しています。ゲノムネットで特筆すべきことは、先任の金久實先生(現京都大学化学研究所特任教授)が長年にわたり開発を進め、世界の多くの研究者から利用されているKEGGデータベース(http://www.genome.jp/kegg/)の配信元となっていることもあげられます。
研究は「ドライ」が中心、つまり計算機を用いた研究が主体です。近年、次世代配列解析技術に代表される生体分子の解析技術が飛躍的に進歩し、これまで立ち入ることができなかった生命系を垣間見ることができるようになってきました。そして、こうした大規模データの解析には生命情報科学による研究が極めて重要です。研究室では、化学研究所スーパーコンピュータシステムをはじめ最新の研究設備を利用しながら、スタッフと学生の間の日々のディスカッションを重視して研究生活を楽しんでいます。
研究活動以外にも、新歓、納涼会、秋のBBQ、忘年会など各種パーティを行い、近隣研究室との学生間交流も活発です。学生には、与えられた作業をこなすだけではなく、自ら「生命の謎」を見出し考えることが研究の本質的な第一歩であることを伝えています。
学位論文
「バイオインフォマティクス(学部・大学院)」授業資料
- 授業の資料(2020年度)は、こちらをクリックして下さい(パスワード保護されています)。
- M1問題/M1 exercise